昭和39~40年 (1964~1965)に製造されたDD51の初期量産車です。
国各地で活躍したDD51の中でも非重連形に大別されるグループで、重連総括非対応のためジャンパ栓のないすっきりとした端梁と前面手スリ、初期車特有の2枚開きの前面点検扉などが特徴です。
全暖地形は主に九州に配置され、客車列車・貨物列車の牽引のほか、長崎本線を走行するブルートレイン「さくら」「はやぶさ」「あかつき」の先頭にも立ちました。
昭和50年代になると米子区に転属し、福知山線や山陰本線などで活躍を続け、国鉄分割民営化までに引退しました。
国鉄時代の西日本・九州の列車にマッチするディーゼル機関車です。「10-1872/1873 20系寝台特急「さくら」長崎編成/佐世保編成」の牽引機としても好適です。